2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

軌路力学 第3章 第1節 腫れものに触れないで

冷え性と硬化 血行とは血流と血圧の積である。血圧が高くなっても血流がよくなっても血行は高まる。ただし、血行はどこまでも上昇する値ではない。ある程度流れがよくなれば、それ以上速めることはない。血行は過度に速まると心拍が追いつけず、心臓に過度の…

複素空間と位数

3次元の複素数 複素数z=x+yiを座標表現する方法を記す。虚数の多価性を認めるために、価数nを表すとき、 とおく。xを位数と呼ぶことにする。すると、複素数zは となる。a、b、cで張られる空間C(a,b,c)を複素空間と呼ぶ。Isは位軸である。 複素対数からみた…

軌路力学 第2章 第3節 96%への弁明 (1)

ニュートンは地上にいた どうしてりんごはニュートンのほうへ落ちてきたのか。りんごが地球に引っ張られているためだ。ニュートンの法則の両辺に高さを掛けると、 右辺はポテンシャルエネルギーなので、 地球を包むようにポテンシャルエネルギーの圏があり、…

失敗のロボット

愚かなロボット 私事だが、以前ロボットの論理を考えつき、slideshareで公開し、100件を超す返答をいただいたことがある。スライドの内容は、コンピューターで0と1として電気信号化されている真と偽をYとNとし、未決定すなわち待機W、決定E、行動Rとい…

軌路力学 第2章 第2節 タイムマシンのつくり方

重力と時間 時間は重力加速度に反比例するものである。重力によって時間の長さは伸縮する。出発地よりも重力の薄いところで運動すると時間の長さも長くなるため、充分長い距離を旅行すると旅行先で時間が早くなる。浦島効果である。時間の流れのゆるさは重力…